実質稼働日の2日目です。
今回のお遍路の計画では、2日目は、
第31番竹林寺から「行くことができるところまで」の予定でしたが、
・台風14号の接近により午後~夜にかけて天気がさらに悪くなる
・海寄りの道は避けた方が良い
・東に行くほど天気が悪い 予報となっているため、
午後早めに切り上げる前提で、計画の中で最も西側&山側に位置している
第35番清滝寺(のみ)に行くことにしました。
JR高知駅から土讃線に乗って波川駅(“はかわ”です)へ。
途中、伊野駅で約20分!という、驚くべき長さの「特急抜かれ待ち」も
経験しましたが、とりあえず無事到着。
伊野駅から波川駅までは1駅ですが、この区間には、
・仁淀川を渡る鉄橋 や
・スリリング?に森の中を抜けていくところ があるため、
伊野駅から歩きはじめるのではなく、(特に鉄道好きの方はこの区間も乗車し)
波野駅まで行くことをお勧めします。
波川駅から、1時間45分ほど歩いて、第35番清滝寺へ到着。
雨に濡れた石段で足を滑らせないように気をつけながらのへんろ道。
小高い山の中腹にあるお寺でした。
天気が良い&紅葉の季節などは、素晴らしい眺めになると思われます。
とても人懐こい猫。お寺で猫をいじめるお遍路さんなどいないのでしょう。
納経をすませて、
雨&風&疲れ&足の痛み&下りの石段はいやだな…と思って
猫をなでていたら、
奇跡のように1人で車で巡っているお遍路さんがやってきました。
ここで、生まれて初めてのヒッチハイク。
山のふもとまで車に乗せてもらえないかお願いしてみました。
見るからに1人で歩いてまわる「お遍路さん」で危険人物?と
思われるわけもなく、快く乗せていただくことができました。
3週間の休みをとって静岡から車で来て巡っているとのこと。
1度、順番はバラバラで八十八寺の全てを巡り納経したが、
今回、2巡目として「順打ち」で順番通り巡っているとのことでした。
私より年上でしたが、このような自由な働き方ができるのであれば、
定年延長&定職をもつのも良いなと思いました。
山のふもとの(普通の)道に出たところで車を停めて降ろしてもらって、
とさでん交通の伊野駅へ向けて歩きはじめます。
行きのJRの車窓から垣間見えた「とさでん」に、
ぜひ、乗ってみたくなったからでした。
仁淀川の堤防の上の道(天気が良ければ最高でしょう)などを歩きながら、
1時間30分ほどで、伊野駅に到着。
とさでん交通で「はりまや橋」駅に向かいます。
上手く撮影できていませんが、
道路脇の歩道の代わりのように?線路があるような区間も多く、
また、ちょっとした峠越えのような区間で車と競争?するようなこともあり、
都会ではありえない、予想した通りのエキサイティングな経験でした。
伊野まで歩いて戻った苦労が報われた気分です。
16:00にはホテルに戻って、2日目は終了。
今晩中には、台風は東へ遠ざかり、風は残るものの、明日は晴れるようです。
3日目、1日で、第31番~第34番を歩くことは、とても不可能。
桂浜にも途中で寄りたい気分です。
禁断の?車についに手を出すか。。。
3日目は別途。乞う、ご期待。