映画「リーマン・トリロジー」を見てきました。
リーマン・トリロジー | ntlivejapan
ロンドン、ナショナルシアターで上演させた演劇を
映画の形で見るものです。
この手の「映画として映画館で見る」ものは
コンサートやオペラ、歌舞伎、能などありますが、
今までは、やはりライブが…という気持ちがどこかにあって、
今回が初めてでした。
このリーマン・トリロジーを
映画として映画館でみること自体も
東京と大阪のみ&期間も極めて限られた中でのもので、
東京まで行く必要がありましたが、
(ロンドンよりは、近い!)
結果としては、字幕もあり
(ロンドンで見ても、私の語学力ではほとんどわからないでしょう)
超特上の席でもかなわないような
カメラワークによる映像で見ることができて
大満足でした。
作品自体についての論評は、
卓見ありの方々のものをご一読いただきたいと思いますが、
哲学的、詩的なフレーズが
ラジオドラマのように3人の俳優によって語られ、
連ねられていく展開で、
4時間(休憩含む)という時間が
あっという間に過ぎてしまいました。
シンプルな舞台装置に
背景に用いられている映像(プロジェクションマッピング)や
生のピアノを使った演出が組み合わせられていて、
それがまた、言葉が心に届くようで、印象に残りました。
評判を読んで、期待が高まっていましたが、
高まった期待以上の内容でした。
映画でも「十分、そして廉価に楽しむことができる」ことがわかったので、
次は、オペラあたりを見てみたいと思います。
乞う、ご期待。
映画の記憶 – 自由で気ままな旅 (utopia999111.info)